【ラノベ】推しが俺を好きかもしれない
こんにちは、ざんまいと申します。
今回は、「推しが俺を好きかもしれない」を読みましたので、その感想と紹介です。
クソみたいな現実でも、推しさえいれば生きていける。
俺の推しは、ネットで人気の音楽ユニット『満月の夜に咲きたい』のボーカル・U-Ka(ユーカ)だ。
ある日、彼女の配信に映ったのは――学校一可愛い俺のクラスメイト、花房憂花(はなふさ ゆうか)だった。
クラスメイトとはいえ、推しのプライベートにオタクが干渉しちゃ駄目だ!
なのに、なぜか花房は俺に近づいてきて!?
「ちょくちょく、遊びに来るから」
立場を超えた交流が始まり、俺一人だけだった放課後の部室が、推しと二人の空間になっていく。
俺しか知らない推しの一面がだんだんと増えていき――
人気ボーカルと、陰キャオタク。格差があった二人が近づく、両片想い青春ラブコメ。
引用:推しが俺を好きかもしれない
まず率直な感想としてとても面白かったです。会話のテンポがとても良く読んでいて全く飽きがきません。ラブコメでよくある友人ポジションのキャラがほぼいないため、主人公とヒロインの会話を存分に楽しむことができます。続刊があるとしてもぜひ二人のままでお願いしたいです。
個人的な要望ですが、ヒロイン視点の話がとても読みたいです。主人公と絡んでいないときの『U-ka』や、まだまだ底の知れない素の『憂花』のエピソードをお願いします。
会話のテンポ感とひとつひとつの章が短いことから一気に読破しましたが、ページ数もファンタジア文庫の割には少し多めといった印象で、ここ最近読んだラブコメの中ではなかなかボリューミーでした。
情報
タイトル:推しが俺を好きかもしれない
著者:川田 戯曲
イラスト:館田 ダン