夜更かしざんまい

読んだラノベの感想やオススメ本の紹介。たまにポケカ。

【ラノベ】精霊幻想記

こんにちは、ざんまいと申します。

今回は、アニメ放送も終了したばかりの「精霊幻想記」について、現在発売している原作20巻まで読みましたので、その感想と紹介です。

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スラム街で生きる孤児の少年リオ。彼は七歳の時に突然、自分がかつて日本の大学生【天川春人】であったことを思い出し、剣と魔法の異世界に転生していたのだと気づく。動揺する中、リオは記憶と同時に認識した自身の強大な魔力を行使し、少女誘拐事件の解決に貢献。その功績が評価され、彼は貴族の子どもが集う名門学院に特例で入学することに!?

引用:精霊幻想記 1.偽りの王国

 

なろうの異世界転生ものですが、現在はWeb版を読むことはできません。書籍版はHJ文庫より2021年9月時点で20巻まで発売されています。アニメでは、1巻から5巻まで描かれていますが、4巻と5巻の時系列を入れ替えて放映したため実質4冊分の内容となっています。

精霊幻想記の魅力は、主人公を取り巻くヒロインたちとの人間関係にあると思います。貴族的なしがらみの強い学院生活の中で唯一の理解者として接してくれたセシル先生や、日本から同じく転生し幼少の頃より過酷な環境で育った義妹ラティーファなど、魅力的なキャラクターが数多く登場します。巻を追うごとに人数が増えていきハーレムの様相を呈しているのはご愛敬ですが笑。それを含めて精霊幻想記の大きな魅力と言えます。

個人的にファンタジー作品に日本人名が登場することがあまり好きではないので、勇者たちが登場した際は少々残念に感じました。しかし、勇者召喚と主人公の転生の違いこそにこの作品の核心が存在するものと思いますので、今後も新刊の発売を楽しみに追いかけていきたいです。

 

情報

タイトル:精霊幻想記

著者:北山 結莉

イラスト:Riv

出版:HJ文庫ホビージャパン